四無量心(しむりょうしん)とは
◇慈、悲、喜、捨の
4つがあります。
慈(じ)
他者の幸福を願う心です。
無条件に他者の幸福を祈り、
その人が幸せであることを望むことを意味します。
悲(ひ)
他者の苦しみを取り除く心です。
他者が苦しんでいるとき、
その苦しみを分かち合い、
可能な限りその苦しみを取り除こうと
することを意味します。
喜(き)
他者の幸福や成功を喜ぶ心です。
他者が幸せであったり
成功したりすることに対して、
嫉妬せず、共に喜ぶことを意味します。
捨(しゃ)
全ての生き物に対して平等な心を持つことです。
偏見や差別なく、
全ての存在に対して
平等な愛と関心を持つことを意味します。
お釈迦様の教えで
他者との関わりをより良いものとし、
自身の心の平和と他者への慈悲心を育むために重要です。
六波羅蜜を実践する際に、
この四無量心の価値観を持たずして
行えるものではありません。
六波羅蜜を行っていく為に、
四無量心が必要になってきます。
四無量心は、他者を思いやり、
他者の苦しみを軽減し、
共に喜び、全ての生き物を
平等に見ることを教えています。
また人は”愛”というものに
振り回される生き物です。
世間では恋と愛の違いなど、
議論されることもありますが、
愛とは慈悲の心を表します。
慈悲の心とは、
悲しみに対して慈しむと書きますが、
相手のことを深く思いやることにあたります。
その際に見返りを求めるのではありません。
愛を与えるから
愛を返すべきだと考えるなる
愛を用いた何かの取り引きでしょう。
愛は一歩的に慈悲の心で行うものです。
次に四苦八苦を知る必要があります。
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