四聖諦(ししょうたい)とは
◇苦諦、集諦、滅諦、道諦の
4つがあります。
これはお釈迦様の教えの
最も重要な部分です。
ここから始まると言っても良いでしょう。
苦諦(くたい)
人間の世は常に苦である。
人間は悩みを抱えて歩いている。
人間は苦しさに満ちている。
幸せと感じても、また苦が訪れる。
集諦(じったい)
人間の苦悩や悩みの原因は
常に煩悩(欲)が原因である。
欲とは金銭、愛情、名誉、希望など
様々な欲が人間には存在する。
滅諦(めったい)
人間の人生苦悩や悩みで満ちている。
しかし苦悩や悩みを手放せる世界。
そう出来る方法が存在する。
つまり欲に執着せず、
煩悩に振り回されない為の方法がある。
道諦(どうたい)
煩悩に振り回されず、
欲への執着を手放し、
苦悩や悩みを手放す方法。
お釈迦様の教えで
因果応報というものがあります。
行った行為が結果になることを示しますが、
四聖諦も同じことが言えます。
まず四聖諦の中でも、
苦諦ですが、
人の世は苦しみで満ちている。
悲しんでいる、怒っている、悩んでいる。
妬んでいる、恨んでいる、などなど。
何故、自分は人生を辛いと感じているのか…
それを思う時には、
そもそも人間は皆、程度の差はあれど
悩んでいると知るべきと説かれています。
そして次に、その苦は煩悩によるものであると説かれます。
これが集諦です。
他人と比べて自分は…と落ち込む。
叉は他人と比べて”せこい”と妬む。
美味しいものを食べても、
より美味しいものを、
あるいはもっと量をなどと思う。
欲望に関しては人によって異なります。
食べ物に執着する人もいれば、
お金に執着する、地位や名誉に執着する。
美(外見)に執着する。
人によって様々ですからご自身のこだわりを思い出して下さい。
そしてこの欲(煩悩)がある限り、
人は悩むし苦しいと説かれます。
愛する人を手に入れた。
でもその人が他の誰かに奪われるかもという苦しみ。
お金を稼ぐことが出来て安泰!
お金を遣って減ってしまう不安。
地位や名誉を手に入れた。
その地位や名誉を保つために目線が怖い。
色々とありますね。
これらを取り除いた世界があるのだよと
教えられているのが滅諦です。
そしてその滅諦を手に入れる為に、
方法があるのだよと言われるのが
道諦という解釈になります。
まずここまでがお釈迦様の教えの
根本部分であり、
ここを土台として進まなければ、
苦や悩み、迷いは付きまとうことになります。
次に八正道を知る必要があります。
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